有害物質検査について②
「有害物質検査①」の続きです。
有害物質検査と病気
下記の病気を患っている方は、有害物質検査を受けましょう。
有害物質検査 l ミトコンドリア障害
有害物質検査は、ミトコンドリアDNAの突然変異が原因とされる、ミトコンドリア障害のマーカーの1つである、チグリルグリシン(TG)を検査します。ミトコンドリアDNAの突然変異は、毒性化学物質、感染、炎症、栄養欠乏によって生じることがあります。ミトコンドリアは、体の全細胞、特に筋肉、心臓、脳など、大量にエネルギーを使用する臓器に非常に重要であるあめ、多くの障害に関係します。ミトコンドリアの機能不全に関連する障害には、自閉症、パーキンソン病、癌が含まれる。
有害物質検査 l 汚染物質の代謝物
有害物質検査によって検査される汚染物質の代謝物をご紹介します。
2-メチル馬尿酸(2MHA)、3-メチル馬尿酸(3MHA)、4-メチル馬尿酸(4MHA):キシレンの代謝産物。
N-アセチルフェニルシステイン(NAP):ベンジンの代謝産物。
フェニルグリオキシル酸(PGO):スチレンによって増加。
2-ヒドロキシイソ酪酸(2HIB):MTBEおよびETBEなどの代謝産物。
モノエチルフタレート(MEP):フタル酸の代謝産物。
ジメチルホスフェート(DMP)およびジエチルホスフェート(DEP):有機リンの代謝産物。
3-フェノキシ安息香酸(3PBA):ピレスロイド系殺虫剤の代謝産物である。
2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D):枯葉剤の成分。
チグリルグリシン(TG):ミトコンドリア機能不全のマーカー。
N-アセチル-S-(2-カルバモイルエチル) - システイン:アクリルアミドの代謝産物。
ジフェニルリン酸塩:有機リン系難燃剤トリフェニルホスフェート(TPHP)の代謝産物。
N-アセチル(3,4-ジヒドロキシブチル)システイン(NABD):1,3-ブタジエンの代謝産物。
N-アセチル(2、ヒドロキシプロープ)システイン(NAHP):プロピレンオキシドの代謝産物。
N-アセチル(プロピル)システイン(NAPR):1-ブロモプロパンの代謝産物。
2-ヒドロキシエチルメルカプト酸(HEMA):エチレンオキシドの代謝産物。
N-アセチル(2-シアノエチル)システイン(NACE):アクリロニトリルの代謝産物。
有害物質の解毒方法
有害物質検査により、 中度から高度の有害物質が見つかった場合は、下記の方法で体内の毒素を排除し、将来の曝露を防ぎましょう。
高品質の水ろ過システムを設置し、飲水を替えましょう。
除草剤などを避け、有機食品に切り替えましょう。
プラスチック製品から、ガラスや金属に切り替えましょう。
プラスチックや発泡スチロールの容器で電子レンジを使用しない。
シャンプー、石鹸、ローションなどの美容製品にフタル酸エステルが含まれていないことを確認してください。天然成分で作られた物やホームメイドを使用しましょう。
運動やサウナ、特に赤外線サウナ療法の使用を強くお勧めします。赤外線サウナは、体内の深部に到達し、血管の循環を増加させ、体内に蓄積された有害物質を放出します。
グルタチオン、またはその前駆体のN-アセチルシステインのサプリメントを服用しましょう。
ビタミンB3(ナイアシン)のサプリメントを服用しましょう。
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!