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子供免疫検査


子供免疫検査とは

子供免疫検査とは、分泌型免疫グロブリンA(SIgA )レベルを測定し、感染症、アレルギー、食物反応に対する免疫力を明らかにするだけでなく、どのように治療すべきかの手がかりになります。子供免疫検査は、スタンドアロン検査として利用でき、またHPAストレスプロファイルと併用することもできます。

分泌型免疫グロブリンA(SIgA)とは

  • ウイルス、細菌、他の抗原が上皮粘膜に接着、浸透するのを防ぎます。

  • 細菌の毒性因子を直接消滅させます。

  • マイクロバイオームの構成に影響を与えます。

  • 腸のリンパ系組織において、抗原の逆輸送を促進します。

  • 高病原性細菌や潜在的アレルギー性の抗原による、炎症促進性応答を抑えます。

HPA軸と分泌型免疫グロブリンA(SIgA)

慢性ストレスは、HPA軸のバランスを崩し、ホルモンレベル、炎症性コントロール、抗体産生、粘膜免疫系に悪影響を及ぼします。 慢性ストレス下において、コルチゾールが一時的に上昇されます。コルチゾールとDHEAは、sIgAを産生する免疫細胞を調節しているので、コルチゾールとDHEAのバランスが崩れていると、免疫細胞の産生が抑制され、免疫力を低下させます。また、 交感神経は、sIgAを放出する免疫細胞をコントロールしているため、交感神経が長期のストレスによって過負荷になると、sIgA産生と免疫力を低下させます。

子供免疫検査の結果

子供免疫検査は、1日の間に採取した唾液を分析して行います。使用している範囲は、75.0μg/ ml以下が低レベル、145.0~330.0μg/ mlが高レベルです。

高レベルのsIgAは、急性ストレス、腸障壁機能不全、急性経口感染、急性GI感染、重度喫煙、アルコール依存症、歯周炎、歯垢蓄積、腸障壁機能不全が考えられ、免疫が戦っている感染症を排除する必要性があることを示しています。

低レベルのsIgAは、自律神経系不均衡、慢性ストレス、腸障壁への損傷、慢性GI感染症、食物不耐性、グリアジン耐性症、炎症性腸疾患、抗炎症薬の使用を示しています。

分泌型免疫グロブリンA(SIgA)の治療法

sIgAレベルが高い方は、生活習慣を見直し、上昇させられた免疫応答の原因を明らかにすることで、sIgAレベルを正常に戻すことができます。重度の場合は、ホルモン検査、免疫検査、胃腸機能検査など、さらなる検査が必要な場合もあります。

sIgAレベルが低い方は、上記でご紹介した生活習慣の改善と原因判明を行いましょう。また、プロバイオティクス、初乳、l-グルタミン、脱グリチルリチン化された甘草、スリッパリーエルム、ウコン、ケルセチン、ビオチン、MSMなどのサプリメントも効果的です。

*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!


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