ホモシステインとは
ホモシステインとは、メチレーションの過程の一部として産生される天然のアミノ酸です。 ホモシステインは、食事から得られるものではなく、細胞においてメチオニンから生合成されます。
メチオニンとは、アミノ酸であり、肉、卵、乳製品、魚、鶏肉、種子、ナッツ、野菜などの食品に含まれるタンパク質です。メチオニンは、メチオニンアデノシルトランスフェラーゼという酵素によって、S-アデノシルメチオニン(SAM)に活性化されます。
ホモシステインのレベルが高い場合、動脈の損傷を引き起こし、有害なフリーラジカルを蓄積します。そして、コレステロール、血圧、喫煙を含む従来の要因よりも、高齢者の心血管疾患による死亡リスクが、更に高くなると予測されています。血漿中のホモシステインレベルは、下記のような疾患や症状と関連しているといわれており、疾患発症のマーカーとして使用されるようになってきています。
アルツハイマー病
脳卒中
心血管疾患
認知症
記憶低下
集中力低下
判断力低下
初期の流産の繰り返し
偏頭痛
糖尿病
骨粗鬆症
高ホモシスティンの原因
体内におけるホモシステインの代謝は、ビタミンに由来する補助因子に大きく依存しています。そして、下記の要因によりホモシステインのレベルは上昇すると考えられています。
ビタミンB(特にビタミンB9、B12、B6、葉酸)の不足。
食生活
喫煙
コーヒーやアルコールの過剰摂取
一部の処方薬(プロトンポンプ阻害剤など)
糖尿病
慢性関節リウマチ
甲状腺機能の低下
高ホモシステインの改善法
ホモシステインレベルを検査することができます。ホモシステインの正常範囲は、5〜15μmol/ Lです。ホモシステインレベルが高い方は、食事や下記のビタミン補給によって正常に戻すことができます。
葉酸
ビタミンB12
ビタミンB6
ビタミンB2
亜鉛
トリメチルグリシン(TMG)
*当チームリーダーは、10年以上日本の医師(抗加齢、栄養療法医師、ホルモン治療、予防医学、自閉症医学、脳医学、神経医学、免疫医学含)、歯科医(バイオロジカルデンティスト、アマルガム療法、歯科栄養療法)、栄養士、オリンピックアスリート、コーチ等にコーチング、指導、育成を行っております。ご相談、コーチに関してはいつでもご連絡下さい。